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North-South SECTION

居間
暖間
個室

CONCEPTION
 敷地は市民の自然保護運動が続いている三浦半島の小網代の森の山頂にあります。南側に森を見下ろし森越し
に大島が見え、更に北側も畑と林を見下ろし相模湾もかすかに見て取れます。雄大な自然の景観がこの敷地の特長
です。小網代の森の麓には赤い沢ガ二が生息し、海側の干潟には青いカニが戯れています。野鳥や昆虫も多く正に
自然の宝庫です。又近くの畦道から散歩がてらに森を一巡して戻ってこれるロケーションです。
 こうした環境にはよく別荘を建てますが、この住宅は4人の家族が定住します。計画に当たって最優先したのは室内
からの景観で、八方を見渡せる主居室を2階の真中に据えた事です。自然景観のパノラマの中に居間が宙に浮いた
イメージを発想し、それを中心にプランニングを始めました。一階には個室、ユーテりテイ、浴室を設けプライバシーを
確保しながら南側の景観を取り入れています。玄関は1階と2階を結ぶ階段の踊場に設けています。又道路から2階
の空間は天井と梁組み以外ほぼ見えないように設定し、開放的でありながらも内部の生活のプライバシーは保てる
プランとなっています。夜は間接照明(梁上)の蛍光灯で天井が光り屋根が浮いて見える劇的なシーンが生まれます。
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