WORKING 3  長浜の家

断面詳細図(矩計図)
 住宅設計を進める上で平面計画と同等に大切なのが断面計画です。光と風の取り入れ方から、快適な居住環境を
生み出すための空間構成、仕上材の決定、断熱仕様、メンテナンス方法の検討など重要な要素が凝縮されてきます。
 長浜の家ではPLANINGのページで説明されているように北西側の実家への日照を配慮し屋根を片流れとしたため
2階の大きさが抑えられています。その抑えられた空間をいかに有効に使いきり、かつ豊かな空間を生み出すかが
設計のポイントとなります。
 北西側に居間を配置したのは実家との交流を考慮したためですが南側の周辺環境がふさわしくない状況もあります。
その居間にどうやって光を落とすかがこの設計図に表されています。
黄色の部分は冬季午前中の光の入り方です。
朝日が入る台所、食堂は主婦のためにも家族の為にも大切なことです。限られた空間のなかで居間に開放的な吹抜け
をとれました。住宅は大きさやコストで価値が決る訳ではありません。むしろ様々な条件(敷地環境、面積、コスト等)が
厳しい方が凝縮された設計ができる訳です。そうした意味で設計(デザイン)はあらゆる側面からの判断が必要となります。
そこに設計の職能があります。
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